
苔テラリウムづくりで必ず登場する材料のひとつが 「底石(ボトムレイヤー)」。
シンプルに見えますが、この底石の選び方や量は、苔が元気に育つかどうかを左右する大切なポイントです。
この記事では、
- 底石の役割は?
- どの種類を使えばよい?
- 量はどれくらい必要?
- 水はけやカビ対策のポイント
- 初心者が失敗しやすい例と対策
まで、たっぷりでわかりやすく解説します🌿
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1. 苔テラリウムに底石が必要な理由とは?
苔は湿気を好みますが、“過湿” は大敵。
ガラス容器の中は水分が逃げにくく、底に水が溜まりやすい環境です。
そこで活躍するのが底石。
底石には主に次の役割があります👇
✔
① 水はけをよくして根腐れを防ぐ
苔の多くは「根」がなく、身体全体で水を吸います。
そのため、水が底に溜まると通気性が悪化し、カビ・腐敗の原因に。
底石を敷くことで
余分な水が下に落ちる → 苔の“湿りすぎ”を防げる という仕組みです。
✔
② 通気性を確保してカビを抑える
ガラス容器の内部は空気がこもりやすく、湿度が高くなりがち。
底石が空気の層をつくり、苔土の通気性を高めてくれます🍃
✔
③ 保水力を調整して苔に適した湿度を保つ
底石を敷くと、
- 水が溜まりすぎない
- 必要な水分だけゆっくり上に上がる
このバランスが取れます。
苔は「適度な湿度」を好むため、底石はとても大切な要素です。
✔
④ 見た目が美しく透明感が出る
透明ガラスで作るテラリウムでは、
底石が層状の“地層”のように見えてデザイン性もアップ✨
カラーサンドや小石を組み合わせればアート性が高まります。
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2. 底石の種類と特徴|どれを選べばいい?
苔テラリウムに使える底石はいくつかあり、
それぞれにメリットがあります。
用途やデザインによって使い分けるのがおすすめ🌱
🌟
① 軽石(パミス)
最も一般的で、扱いやすい底石。
✔ 特徴
- 非常に軽く、通気性が高い
- カビに強い
- 水はけがよい
- 白〜グレーでどんなデザインにも合う
迷ったらまず軽石がおすすめです✨
🌟
② ゼオライト(園芸用)
水質浄化作用を持つ石で、苔の健康維持にも役立つ。
✔ 特徴
- アンモニアや不純物を吸着
- カビ予防につながる
- 清潔感のある白色
- 臭い対策にも効果的
湿度が高い環境(密閉容器)に最適。
🌟
③ カラー小石(観賞用)
デザイン性を高めたい人に人気🎨✨
✔特徴
- カラーバリエーションが豊富
- 層にすると美しい仕上がり
- デコレーション重視の場合に向く
ただし通気性は軽石より劣るため、
薄く敷く+軽石と併用 が安心。
🌟
④ ガーデン用砂利
入手しやすくコスパ◎。
✔特徴
- 適度な重さで安定感
- 水はけは良い
- 見た目はナチュラル
ただし、目が粗い場合は水がたまりすぎるので注意。
🌟
⑤ 溶岩石(ブラックラバロック)
黒っぽい石で苔と相性が良く、非常にかっこいい印象。
✔特徴
- 多孔質で通気性抜群
- 蒸れにくい
- デザイン性が高い
- 黒背景で苔が映える✨
宇宙系・ダークカラーのテラリウムにもおすすめ。
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3. 底石の量はどれくらい?正しい厚さとは
結論:容器の高さの「10〜20%」が最適。
✔ 例
高さ10cmのガラス容器なら
→ 底石は1〜2cm程度。
理由
- 水のたまり場を確保
- 土が落ちて混ざらない
- 見た目も美しい
多すぎると土が薄くなり、苔が安定しません。
少なすぎると、水はけが悪くなります。
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4. 底石の正しい敷き方|3ステップで簡単!
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STEP1:底石を洗う
砂ほこりを取るため、軽く水ですすぐ。
👉 カビ防止につながります。
🪨
STEP2:平らに広げる
ガラス容器に平均的な厚さで敷く。
このとき、
- 後ろを高め
- 手前を低め
にすると奥行きが生まれます✨
🪨
STEP3:仕切り材(あれば)を置く
土が石の間に落ちないよう、
- 水苔薄敷き
- 不織布
- 孔あきシート
を敷くとさらに水はけが安定。
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5. よくある失敗と対策
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失敗1:底石を大量に入れすぎ
→ 表土が薄く、苔を植えにくい
→ 苔が浮きやすい
✔ 対策
容器の10〜20%に抑える。
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失敗2:大きい石だけで敷く
→ 隙間が大きく、土が落ちて汚れる
→ 水が溜まりすぎる
✔ 対策
細かめの軽石+中粒石の組み合わせが最適。
❌
失敗3:カラー石のみを厚く敷く
→ 重く、通気が悪くなる
→ カビの原因に
✔ 対策
デザイン目的の場合は薄め+軽石併用。
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6. 底石を使ったおすすめデザイン例
💡
① 地層デザイン(人気 No.1)
底石 → カラーサンド → 土 → 苔
と層にすると、横から見たときに美しく映えます。
💡
② 黒溶岩×深緑苔の“コントラスト”
黒い溶岩石は苔の色を引き立てます✨
クール・大人っぽい作品に。
💡
③ 白石×青サンドで透明感のある作品
爽やかで涼しげ。
ガラス容器がより明るく見えます。
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7. 底石はどこで購入できる?
- 100円ショップ(軽石・化粧砂)
- ホームセンター
- 園芸店
- ネット通販
どこでも手に入りやすい材料です。
特におすすめは
✔ 園芸用軽石(小粒)
✔ ゼオライト
この2つは品質が安定していて失敗が少ないです。
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8. 底石と相性の良い苔の種類
苔によっても底石の量や湿度の好みが変わります。
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ハイゴケ
→ 一番扱いやすい
→ 普通の軽石でOK
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ホソバオキナゴケ
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スギゴケ・ヒノキゴケ
→ 蒸れに弱いので、水はけの良い軽石多めが安心
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9. まとめ|底石は苔テラリウムの“土台”であり、美しさと健康を守る必須アイテム
底石は単なる石ではなく、
苔の環境を守る 土台そのもの です。
✨底石が担う役割
- 水はけ向上
- 通気性アップ
- カビや腐敗の防止
- 美しい層のデザイン
- 苔の健康維持
✨選ぶべき種類
✨ポイントは“量と配置”
高さの10〜20%を敷き、
土が落ちないように軽く仕切り材を敷くのが成功の秘訣🌿
苔テラリウムは、底石を正しく使うだけで
カビに悩まない長寿テラリウム に育ちます✨
MAYUMI